今回の「アンフェアthe answer」や前作品の「アンフェア the movie」のストーリの背景にもなっている事件に、 「北海道警裏金事件」がありました。事件の核は、以前から組織ぐるみで隠蔽されてきた捜査報償費の裏金・不正経理問題です。2003年11月に北海道警察旭川中央警察署でそれが発覚、さらに道警全体、あちこちの警察組織で同じ事が行われていたことが、さらに事件の波紋を広げました。大量の警察幹部が懲戒処分を受けることで、警察の汚点、司法の不祥は幕を下ろしました。いわば再び国家機密の闇に閉ざして曖昧なままになりました。
書きかけたコメントを少し中断して、何冊か本を読んでいたので、掲載が遅れて10月に入りました。でも9月の「特選映画」を掲載する前に、今まで見た映画のコメントを簡単に掲載します。その中でも取分け「「ワイルド・スピード MEGA MAX」は、今まで数多く製作された「バイオレンスアクション」の中でも、ベスト10に数えてもいい位に秀作でした。ハラハラドキドキの激しい銃撃戦と、脳髄が疼く超迫力のストリートレースとカーチェイス…。ギョギョギョーの逆転トリックは圧巻でした。再び前作第4弾の「ワイルド・スピード」(脚本:クリス・モーガン。 2009年公開)をテレビで見ましたが、ストーリ展開がさらに格段に面白くなってます。「ウーンー、好かったねー」とハッピーな気分にさせてくれる結末のラブストーリは、どの恋愛ドラマよりも胸を熱くさせくれました。
セックス・アンド・ザ・シティ」(2008年公開)「セックス・アンド・ザ・シティ2」(2010年公開)は、キャリアウーマン4人の、大都会ニューヨークの女の恋と仕事と男と家族の日常をコミカルに描いた映画でした。主人公の一人、キャリー・ブラッドショーは「ニューヨークスター」新聞に≪SEX and the CITY≫というコラムを連載する人気コラムニストで、身辺の恋愛ネタからセックスネタまで赤裸々に掲載しています。シャーロット・ヨークは、アート・ギャラリーのディーラー。ミランダ・ホップスは、ハーバード大学出身の弁護士。サマンサ・ジョーンズは、PR会社の社長ー。 アメリカ資本主義で、男たちと互角に働き、自律的独立的に生きている「女」たちを描いています。法律とPRと美術とマスコミのいかにもアメリカらしい仕事分野の一線で女性が活躍している、その伸び伸びした女性たちのシティーライフの恋と性のドタバタ劇に、私たちは、彼女らの自由で奔放な私生活に羨望と喝采の拍手を送りました。
3本目は、「ワイルド・スピード MEGA MAX」( ジャスティン・リン監督)です。形容矛盾するようだが、邦画には、ジョニー・デップ扮するキャプテン・ジャック・スパロウが演じる「パイレーツオブカリビアン」のように、冷酷に人殺しをしながら、素敵な正義を貫く孤独でニヒルな海賊もギャングもいないー、「ワイルド・スピード」のように、靜かに綿密に金を強奪して、胸のすくような派手な銃撃戦をして逃走する憎めない強盗もいないー、ショーン・コネリー扮する美術専門の泥棒が登場する「エントラップメント」(1999年公開)や、ジョージ・クルーニー扮するダニー・オーシャンたちが演ずる「オーシャンズ13」(2007年公開)のように、見事なトリックと仕掛けで人を騙して不可能な強奪を可能にする魔術師のような詐欺師や泥棒もいないですね。
9月は公開された映画が多くて、連日忙しく映画館に通いつめました。9月の特選映画「セカンドパージン」をアップロードします。映画館で観賞した映画は8本でしたが、どれを特選映画に選ぶかを迷いました。今月は秀作話題作が多くて、「サンクタム」、「セカンドバーパージン」、「ワイルド・スピード MEGA MAX」の3本を並べました。
さて、これまでのシリーズにはどんな作品があったのだろうか…。第1作の「猿の惑星」(PLANET OF THE APES。1968年公開。フランクリン・J・シャフナー監督)は、地球をから飛び立った宇宙船が1年余りの後にある惑星に不時着するシーンから始りまります。ところが、その未知の惑星は、猿たちが人間狩りをする、猿が支配する驚愕の惑星でした。ところがそこは、実は人間が自ら核ミサイルのボタンを押して崩壊させた地球でした。自由の女神がニューヨークの岸辺に打ち寄せられるシーンは、ショッキングなラストでした。第2作目の「続・猿の惑星」(BENEATH THE PLANET OF THE APES。1970年公開。テッド・ポスト監督 )は、、放射能の影響によってミュータント化し、コバルト爆弾を神と崇める、地下で細々と生存する人類と猿との闘いを描く続編でした。第3作目の「新・猿の惑星」(ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES。1971年公開。ドン・テイラー 監督)は、カリフォルニアの沖合に着水した宇宙ロケットのカプセルから現れたのは、猿のジーラとコーネリアスとマイロでした。彼等は未来の地球からやって来たのだった。第4作目の「猿の惑星・征服」(CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES。1972年公開。J・リー・トンプソン監督)は、前作で誕生したコーネリアスとジーラの子供マイロは、猿を率いて人間へ叛旗を翻し、シーザーと名乗るまでを描く作品でした。第5作目の「最後の猿の惑星」(BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES。1973年公開。J・リー・トンプソン監督)は、シリーズの完結編となる映画でした。前作で猿が人間に反乱を蜂起したシーザーが主人公となり、地球は猿と人間が共存していた。ところが再び、人間は猿攻撃を始め、戦闘が始まる。そして、2001年にティム・バートン監督が68年作品「猿の惑星」のリメイク版「PLANET OF THE APES 猿の惑星」を製作する。